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UPA-AS ━━ウパース━━ 名前の由来【3】 光輝く球体(2009.9.14) 2013.2.10

【3】 光輝く球体(2009.9.14) 



ウパースの名前の由来を
   
   【1】ウッシーの想い出
   【2】バルトの想い出


と書き進んだ所で、さて、次に書かなければならないのは大変不思議な事ばかりなので、これをお読みくださっている方々には恐らくこのサラサラサラサラという人物は正気であるやなしやと・・・と訝しく思われるのではないかと懸念するあまり、とうとう4か月もの月日が流れてしまった。

しかし、刻一刻とウパースの誕生日が近づいてくるので、なんとかその前には全部書いてしまわなけれならない。
何故なら、ウパースが母の胎内から出てこの世に誕生したまさにその日に、私はウパース UPA-AS という名前を彼に与えたのだから。
  


さて、話は、時間をバルトの亡くなった2009年の9月13日に引き戻して再び始めたいと思う。

私は最愛のバルトを亡くし、その夜、冷たくなった遺体を何度も抱きしめながら過ごし、次の日にはお花で一杯にしてあげたバルトの遺体を車に横たえて私達二人の想い出深い場所を何カ所か回った後、ウッシーを荼毘に付した所と同じ場所に向い、いよいよ本当に最後のお別れをしたのであった。

バルトがその肉体を消滅させながら天に立ち上って行くその煙をしっかりと目視できるよう、私は車で火葬場からほんの少し離れている所へ移動した。

何故なら、バルトが天高く立ち昇っていく煙となりゆく瞬間すら、私はこの自分自身の目で彼を抱きしめていたいと思ったからだった。

この時には、色々な想い出が脳裏に去来するものだろうと私は思っていたが、この時は何日もろくに睡眠と食事をとっていなかったせいでもあるが、ただただひたすら呆然と胸の中が真っ黒な空洞になっているのを勝手に流れる涙もそのままに感じているだけであった。

三時間も過ぎたであろうか、やっとお骨になったバルトを迎えに行って、

     「さあ、バルト一緒にお家に帰ろうね」

と語りかけ、白い骨壺を胸に抱いて車に乗って帰途についた。

車を発進させてものの50mも行かないうちに信号があり、赤いランプが点灯したので停車した。

まさにその瞬間、車の上の方から天井を通り抜けて眩しく光輝く白熱した球体が二つ降りてきたのを感じた。

この球体は、直径15センチほどの大きさで、激しく美しく光り、膨大なエネルギーを持っているように感じられた。

IMG_0877_convert_20130214164319.jpg


私は陶芸家である。
陶芸家は作品を土で作り、それを窯で焼く。
窯を焚く時の温度は勿論非常に重要であるが、ことさら最後の数時間の最高に温度を上げながら維持した状態の時の窯の内部を、釉薬は十分溶けて美しくなったであろうか、土は焼きしまって堅固なものになったであろうか、と何度も何度も覗き込むうちに、窯内部が温度域によってどのような発光色を帯びているかでその窯の状態を瞬時に判断できるようになっているのだ。
従って、この時も、とっさにこの白熱した状態は、恐らく1280度は超えているに違いないと直感したのにはこんなところで仕事で培った勘が働くので我ながら少々 驚いた。


私は不思議な物はこれまで一切見た事も経験した事もない。


しかし、これは現実の私の肉眼で見たのか意識の中でそのような幻覚を見たのか、境界線が見つからないような意識でもない無意識でもない次元で、その二つの球体が私の両肩に降りてくるのが感じられたのだ。

初めは左肩の方に降りてきた球体があり、ほんの50センチくらいの差で少し遅れて右肩に球体が降りてきた。左の球体の方がとてもしっかりしていて輝きが強かった。
その二つの球体は私の肩から10センチくらい上の所に浮遊しており、まるで私の肩に磁石でも付いているかのように私が動くとすっと浮きながら付いてくるのだった。
こんな不思議な体験は初めてであったが、私は少しも怖くなく、

      

      ああ、バルトとウッシーが降りてきたのだ
      これからはいつも私と共にいてくれるのだ




と素直に感じ、とても温かい気持ちに満たされ、こんなに悲しいのに、何故かとても嬉しくてありがたい気持ちがしたのだった。

 
家に帰り着くとまだその球体は両肩に浮かんでいるままで私から離れようとはしなかった。


さて、いつもと同じ我が家に帰り着いたものの、あれほどの大きな二人のG・シェパードが楽しげに走り回っていた家や庭のどこを探しても、以前と同じように楽しげに走り回っている犬達の姿は、どこにもない。

家の中に入り静まり返った居間にいて、午後は沢山あるバルトとウッシーの安らいでいた長座布団やタオルや色々な物など全てを、今日のこの素晴らしくよく晴れたこの日に洗濯して乾燥させ、しまってしまおうと思った。
というのも、それらの品々が私の目に入れば、必ず猛烈な悲しみが私を襲ってくるのが自分自身でよく分かっていたからだ。

洗濯は出来たが、もう今日は乾かない。
明日、もう一度全部庭に干さなければしまえないな、と思った。

その夜、初めて一人ぼっちになった私は、かつて今まで自分が出した事のない程の大きな声で思いっきり泣いた。
それは、泣くというよりはむしろ、魂の底から突き上げてくるような雄叫びとか絶叫というものに近かった。


DSCF2062_convert_20130214164600.jpg



   

       ここは森の入り口。


誰に気兼ねするでもなく、思いっきり感情を吐露する事が出来る場所に住んでいるのが、幸いだった。





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