スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

UPA-AS ━━ウパース━━ 名前の由来【5】バルトの四十九日に見た夢(2009.11.) 2013.3.7

この記事は連続物語です。
今日初めてこの物語をお読みになる方は、以前の記事を先ずお読みくださると話が分かりやすくなると思います。



   【1】ウッシーの想い出
   【2】バルトの想い出

   【3】光り輝く球体
   
【4】バルトがマリ子に託したメッセージ















【5】バルトの四十九日に見た夢(200911.) 



季節はすっかり秋になっていた。

DSCF2080_convert_20130119163425.jpg

稲の収穫は終わり、


DSCF2862_convert_20130119170449.jpg


栗の実は弾けた。


二頭の犬がいなくなったあと、一日に何度もこみ上げてくる悲しみに時々は打ち勝つ事が出来ず、そんな時はしゃがみこんで号泣していた。
しかし、仕事はしなければならない。
11月の展示会が迫っていたからだ。
なんとか、展示会に出品する作品を作り、搬入も終え、展示会が始まった。
その展示会の会期中に、私は、夢を見た。


それは、とても短く、シンプルな夢であった。


   私が居間の真ん中に立っている。
   南に向いた大きな窓に向かって
   只々、立っている。
   何も考えてはいなかった。

   すると、右前方からバルトがとても穏やかな顔つきでゆっくり歩いて来て
   ゆったりとシッポを振りながら、私の背後をまわり
   私の左膝に頭を寄せ、ピタッとくっついて座ったのだ。
   訓練で言う所の脚側停座をしたのである。

   私は

     ああ、バルト
    
     あなたはここにいたの    と


   とても静かな気持ちではあるが、
   泣きたくなる程の嬉しさで全身が満たされた。
   そして、生前、バルトによくしていたように
   少し左にかがみ込んで、両腕をバルトの太くて逞しい首に回し
   ぎゅーっと抱きしめたのだ



   NEC_0009-5.jpg      NEC_0004-7.jpg   



すると、どうだろう。

夢だというのに、回した腕に触れる首のしっかりとした筋肉、そして、豊かにびっしりと生えている柔らかい毛の感触など、全てがまるで生きているバルトをそのまま抱きしめているような現実感が私の腕につたわってきたのであった。

睡眠中であるとは言え、これは夢である、という確かな確証が私の意識にはあった。
それなのに何故、こんなにはっきりと明確な感覚を味わう事が出来るのが、心底、不思議に思えて仕方がなかった。


その日見た夢は、たった数秒、それだけであった。

目が覚めた私は、バルトが亡くなってからというもの毎日のように、
   
   一目でいいから彼に会いたい、
   
   彼の身体を抱きしめたい 

と思わない日はなかった。
夢の中で、まさにその夢がかない、いまひとたび、バルトにほんの数秒でも会えた事が心の底から嬉しかった。


後日、よくよく考えてみると、その夢を見た日は、丁度、バルトの四十九日にあたる日であった。

こうして、四十九日にバルトは私に最後の別れを告げ、虹の橋へ渡って行ったのだ・・・とばかり思っていたのだが・・・。






押しとけ
にほんブログ村 犬ブログ ジャーマンシェパードへ

にほんブログ村
スポンサーサイト

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。